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B’z B’z(1stアルバム) シングル

【B’z】「だからその手を離して」を、自由に正直に語る。

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Ryo’z on Guitarへようこそ。

初回となる本日は、1stシングルであり、1stアルバム「B’z」の1曲目に収録されている楽曲、

「だからその手を離して」

を、自由に正直に語る。

B’zのデビュー曲

本曲は、説明不要のB’zのデビュー曲であり、ファンでなくとも知っている、または、聴いたことがあるという方が多い楽曲だ。

本曲には、英語版やハードロック調の再録版といった、複数のバージョンが存在しており、原曲となる本曲については、打ち込みを中心としたデジタルなサウンドとなっている。

そのため、「B’z=ハードロック」を期待して本曲を聴くことはご法度であり、本曲を聴いたことがないB’zビギナー等は、初期B’zのコンセプトである、「ロックとデジタルの融合」を併せて楽しもう。

イントロ

風を切り裂くような逆再生サウンドから始まり、クラップにも似たドラムが鳴り始めれば、それはまさに「夢見ごこちのeasy time」の始まり。

そして、堅めのサウンドが印象的なスネアが鳴ると、松本さんの軽やかで伸びのあるリードギターがスタート。

ちなみに、リードギターの弾き始めは、稲葉さん曰く「タララッタ〜♪」だが、本来は「タタ〜♪」とシンプルなフレーズ。

(松本さんがたまらず稲葉さんに注意していたのが印象的だ。)

メロ

イントロが終わると、衝撃的とも言えるハスキーな声で歌い始める稲葉さん。

現在の歌声からは想像できない声質は、何とも初々しいものだし、これはこれで貴重。二度と戻らない日々。

B’zビギナーは「B’zのカバーをしてる素人かな?」と思うかもしれないが、落ち着いて聴いてほしい。大丈夫。安心してくれ。稲葉浩志だ。

少し話は逸れるが、後に共演することとなるエアロスミスのボーカル「スティーヴン・タイラー」も同様だった。

デビューアルバムで、現在では想像できない衝撃的な歌声を聴くことができる。

「Mama Kin」を初めて聴いた時には、現在の歌声とのギャップに驚いたものだ。

また、スティーヴン・タイラーは、ライブで「Mama Kin」を歌う際に、時折、デビュー当時の自身の歌声を模して歌うことで観客を喜ばせることがある。

聴き手としては感涙ものであり、スティーヴン・タイラーのエンターテイナーとしての素敵な一面を観ることができる。

稲葉さんも本曲をライブで歌う際には、スティーヴン・タイラーのように、デビュー当時の自身の歌声を模して歌ってくれることを期待しているが、現在では声質がかなり変わっているため、難しいところかもしれない。

しかし、稲葉さん。私はリクエストに答えてくれることを期待してます。答えられないなんて言わないで下さい。

サビ

サビについては、休符が印象的で、メロディーも非常にキャッチー。

癖になる、記憶に残りやすい、一緒に歌いやすいといった上質なサビだ。

(再度エアロスミスを出して申し訳ないが、先述に紹介した「Mama Kin」のサビも、同様なサビであるため、是非とも聴いてみていただきたい。)

ちなみに、休符に釣られて歌メロがスタッカートぎみに聴こえるのか、カラオケでは、サビを全編に渡ってブツ切りに歌っている方も多いのではないだろうか。

実のところ、思っているよりもスタッカートしていない。

別曲「May」においても同様の症状が発生しやすいため、本曲と併せて注意しよう。歌わない系ギタリストRyo’zからの注告だ。

ギターソロ

ギターソロに関しては、イントロと同様に、ロングトーンが気持ちいい、軽やかで伸びのあるプレイを聴くことができる。

デビュー曲から、松本さんお得意の美味しいチョーキングとビブラートが炸裂だ。

デビューだからと気合いを入れて、チープな速弾きをかますギタリストは多いが、そこは松本さん。わかってらっしゃる。

また、意外と気が付いていない聴き手が多いが、テクニックだけで言うと、実はギターソロ直前のクリーントーンのフレーズの方がテクニカル。

記憶にない方は、ぜひともオープニングアクト的クリーントーンを意識して聴いていただきたい。

ダンス

そして、最後に語りたいのは、本曲のダンスについて。

「B’zがダンス?」と思ったB’zファンは、とりあえずB’zファンをやり直そう。

今でこそ稲葉さんはライブで「全力」のダンスを披露していないが、初期の本曲のライブではダンスを披露していた。しかも、割と全力の。

ここで「あぁ、腰をめちゃめちゃ振るやつね!」と思ったB’zファンは、とりあえずB’zファンをやり直そう。

それは、B’z テレビ初出演時の「BAD COMMUNICATION」だ。

あの、たくさん腰を振るダンスとは違い、本曲のダンスは全力だ。

そんな全力のダンスは、1991年にリリースされたライブビデオ、「JUST ANOTHER LIFE」で観ることができる。

腰どころか、手足をブンブン、脇をひたすら開け閉めし、軽やかにステップを踏む姿は、現在の稲葉さんからは想像できない。(念の為にいうと、一切バカにしていないので悪しからず。)

めちゃめちゃ踊ったあとに「エーイ!!」の掛け声でイントロが始まるところなんて、もう最高だ。気絶する。

また、「JUST ANOTHER LIFE」では、本曲以外でも軽やかな稲葉さんのダンスを観ることができるので、本作を観たことのないB’zファンは必見のこと。

ちなみに、松本さんはステップを踏む程度に留まっており、残念ながら稲葉さんほど踊っていない。

松本さんのダンス嫌いは有名であるが、B’z結成前のサポートミュージシャンとして在籍していた「TM NETWORK」では、嫌々ながらも、ギターを弾きながら踊る姿を観ることができる。

その中でも、個人的には「Nervous」のライブ時のダンスが大好きなので、未視聴の方にオススメしたい。

(まぁ、TM NETWORKのおかげで、ダンス嫌いになった可能性が高いけど。)

踊りながら聴こう

さて、本曲の紹介は以上だ。

発売当時はまったく売れなかった本曲。

しかし、時代を追うごとに聴き手を増やし、様々な形のアレンジで演奏されることとなる、まさに「伝説の始まり」とも言える本曲を、ぜひとも稲葉さんに負けないほどに踊りながら聴こう。

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