B’zを愛するギタリスト「Ryo'z」のサイト・ブログです。

Ryo'z on Guitar

B’z OFF THE LOCK

【B’z】「夜にふられても」を、自由に正直に語る。

投稿日:

Ryo’z on Guitarへようこそ。

本日は、2ndアルバム「OFF THE LOCK」の6曲目に収録されている楽曲、

「夜にふられても」

を、自由に正直に語る。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【送料無料】 B’z / Off The Lock 【CD】
価格:2956円(税込、送料無料) (2020/1/23時点)


朝が来る前に帰してくれる?

爽快感溢れる速めのテンポで展開する「夜の男女のドライブ」を描いた本曲。

メロディーも比較的キャッチーで楽曲全体に透明感もあり、爽快なテンポであるため、星が輝く夜のドライブはもちろん、ライブにもぴったりな楽曲だ。

そして、稲葉さんは夜になると、どうも女性を車に乗せたがる傾向にあるようで、B’zの楽曲では他にも「夜の男女のドライブ」を描いた楽曲がある。

大抵の場合、あの名曲を挙げる方が多いのではないだろうか。

そう、みんな大好き「Crazy Rendezvous」だ。

Crazy Rendezvousも本曲と同様に「夜の男女のドライブ」を描いた楽曲ではあるが、本曲のピュアな男女の情景とは異なり、強引な男性を描いたインパクトのある歌詞となっている。

詳細は別途語るとして、Crazy Rendezvousにおいては「朝が来ても、結局、女性を帰さない」という意外性のあるオチが人気である。

そんな少し強引な男性とは異なり、本曲に登場する男性は誠実そうなイメージだ。

しかし、本曲とCrazy Rendezvousに登場する男性には共通点がある。

それは「なかなか帰してくれない」という点だ。

本曲の終盤には以下の歌詞が登場する。

「遠回りしたいよ 今夜は」

そして、ここである可能性に気がつく。

実は本曲の歌詞に登場する主人公の男性と、Crazy Rendezvousの歌詞に登場する男性は同一人物ではないかという可能性だ。

つまり、Crazy Rendezvousで語られる男性の過去のストーリーが本曲ではないかというだ。

(君以外、誰も隣に乗せないといった点は、若干Crazyさが顔を出しているかもしれない・・・)

そう考えると、本曲のピュアな男女の情景に雲が掛かってくるが、楽曲全体に漂う透明感と爽快感は本物で、やはり気持ちよく聴くことができるので安心してほしい。

イントロ

気持ちの良い松本さんのロングトーンのリードギターと澄んだベルのサウンドが印象的な、アクセル全開で駆け抜けるイントロ。

早速、夜のドライブの爽快感を感じることができる。

メロ

B’zとしては珍しく、1小節目ではなく2小節目からのボーカルイン。

これにより、速いテンポの本曲に一瞬の落ち着きを与え、セクション毎のメリハリが生まることで、聴き手を飽きさせないことに繋がっている。

(某曲からの拝借である点はご愛嬌)

また、イントロ同様の澄んだベルのサウンドの他、松本さんの煌びやかなクリーントーンのギターが、稲葉さんが歌う「星空」を彷彿させている。

そして、デビュー間もない稲葉さんのまだまだ拙い表現が、歌詞の主人公の感じている心情の焦りをうまく表現していると感じる。

サビ

Aメロ、Bメロセクションと徐々に勢いをつけて、アクセル全開のサビへ。

メロディーも比較的キャッチーであるため、ライブで一緒に歌いたくなるようなサビだ。

(ギターソロ後の終盤で、ライブを想定しているようなセクションもある)

ギターソロ

イントロ同様に気持ちの良いロングトーンが中心のギターソロ。

ロングトーンの場合には過剰にビブラートをかけたくなるものだが、松本さんは本曲の爽快な曲調に合わせて、雰囲気を壊さない程度の浅めのビブラートに留めている。

これが気持ち良さに繋がっており、さすがといったところだ。

アウトロのギターソロにおいても同様のことが言える。

過剰な速弾きをせず、ロングトーンを中心に楽曲の爽快感を維持することで、結果的に聴き手は気持ちよく聴き終えることができる。

途中で聴けるちょっとしたボリューム奏法も良いアクセントだ。

速弾きに頼りがちな、引き出しと勇気のない薄っぺらな味気ないギタリストに聴かせたいプレイである。

爽やかな元祖Crazy Rendezvous

別曲のCrazy Rendezvousの影に潜めて存在する「夜の男女のドライブ」を描いた本曲。

Crazy Rendezvousのインパクトの強さと相反し、どちらかというと本曲は真っ直ぐでピュアな楽曲だ。

そのため、インパクトの強さから、どうしても楽曲自体の人気の軍杯はCrazy Rendezvousに上がるだろう。

しかし、冒頭で語った共通点を考えると、この真っ直ぐでピュアな雰囲気が、実に興味深く感じきて、Crazy Rendezvousに負けず劣らずの危険な香りを感じることができる。

Crazy Rendezvousしか聴いた事がない方は、是非とも本曲を併せて聴いて、登場する男性について検証してみてほしい。

同一人物なのか、別人なのか。

さらに、同一人物であれば、それは架空の人物なのか、もしくは稲葉さん自身なのか。

答えは急がないよ。

-B’z, OFF THE LOCK

Copyright© Ryo'z on Guitar , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.