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B’z OFF THE LOCK

【B’z】「OFF THE LOCK」を、自由に正直に語る。

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Ryo’z on Guitarへようこそ。

本日は、2ndアルバム「OFF THE LOCK」の10曲目に収録されている楽曲、

「OFF THE LOCK」

を、自由に正直に語る。

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澄んで清らかな美味しいお冷

優しい音色がふんだんに使われたヒーリングミュージックのような幻想的な仕上がりとなっている本曲。

アルバムの表題曲であるが、1分20秒と非常に短い楽曲である。

アルバムの表題曲と言えば、そのアルバムにおける「顔」となるようなインパクトの強い楽曲であったり、アーティスト自身が自信を持って優先的に聴き手に推奨するような楽曲である場合が多いが、本曲においてはそういった立ち位置ではない。

楽曲の短さ、収録順からもわかるように、本曲を単独で聴くというよりも、アルバムを流し聴いた最後の「締め」として聴くことが望ましい。

本曲のような楽曲は本作以外にも度々アルバムに収録されており、「RISKY」(RISKY収録)や「spirit loose」(LOOSE収録)、「I」(ELEVEN収録)などがある。(一部の楽曲では曲名とアルバム名が異なるため、厳密に言えば表題曲ではなくなるかもしれないが・・・)

しかし、そのどれもがアルバムの1曲目に収録されているため、イントロダクションの要素が強く、これから始まるアルバムを盛り上げるような楽曲となっている。

本曲はそのような楽曲とは異なり、色とりどりの美味しい楽曲を聴き続けて満腹となった耳に流し込み、盛り上がりを優しくクールダウンさせてくれるような、澄んで清らかな美味しい「お冷」なのだ。(違うか?)

イントロ

ブリッジミュートをかけて演奏されたギターを何本も重ねたような、暖かく優しいサウンドから始まる。

鳥が鳴いている環境音なども聴こえてきて、日差しが差し込む森に入り込むように、徐々にどこか幻想的な気持ちになってくる。

その後は、ボリューム奏法を使ったリードギターが交差するように流れ、ヒーリング効果は最高潮に。

メロ

ほとんどが松本さんのギターで占められている楽曲であるため、インストゥルメンタル寄りの楽曲となっているが、本曲は歌モノ楽曲。

しっかりと稲葉さんの歌を聴くことができる。

優しく幻想的な曲調とは裏腹に、かなり力強く歌う稲葉さんが印象的だ。

そして、歌詞は以下。

「もうすぐいくよ・・・

君の中へ・・・

Off The Lock

・・・以上。

・・・。

えっ!!たったこれだけ!?と初めて聴いた当時は驚いたものだ。

しかし、落ち着いて歌詞の内容を考察すると、2ndシングル「君の中で踊りたい」に通ずるところがあるし、本作リリース以降に始まるB’z初のLIVE-GYM「#00 OFF THE LOCK」の開催を想定しているとも思える。

そして間違いがちな、Lock。

よく見るとわかるのだが、音楽ジャンルの「Rock」ではなく、鍵の「Lock」であることに注意していただきたい。

ここでは、現状の固定概念に囚われず、新たな一歩を踏むために自身の鍵を外して、新たな扉を開くとの意味になっているようだ。

とは言え、「OFF THE LOCK」を聴き始めた当時の私も完全に音楽ジャンルの「Rock」だと思っていたため、本アルバムはロックテイスト控えめのアルバムだと勘違いしていた。

アウトロ

最後にハモりを効かせたリードギターを聴くことができるのだが、演奏されているメロディーが、次作の3rdアルバムの表題曲「BREAK THROUGH」に酷似している点が興味深い。

別曲の「孤独のRunaway」でも聴けるような松本さんの手グセ的なメロディーであるため、特に意識していないとは思うが、次作へのイントロダクションのようにも聴こえる。

2ndアルバム「OFF THE LOCK」における「締め」としての役割と、次作アルバムを繋ぐ「架け橋」を同時に担っているようで、ハイブリッドな楽曲にも感じる。

お冷だけでは判断できない

楽曲の短さ、内容、収録順から(聴かずに)スキップされがちな本曲。

また、言わずもがな未聴の方も多い。

楽曲の本質を考えれば、そもそも良し悪しを判断するような楽曲ではないのだが、未聴の方には本曲を単独で聴くことはオススメしない。

是非とも、アルバムをノンストップで聴いてから「締め」として聴いていただきたい。

そうすることで冒頭で語ったような、美味しい楽曲で満腹となった耳に気持ちよく流れ込む美味しい「お冷」になるはずだ。

そして気がつけば、もう一度再生ボタンに手を伸ばしてアルバムを聴いている。

-B’z, OFF THE LOCK

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