Ryo’z on Guitarへようこそ。
本日は、2ndアルバム「OFF THE LOCK」の8曲目に収録されている楽曲、
「OH! GIRL」
を、自由に正直に語る。
スルメ楽曲
男性目線で大好きな女性への溢れる熱い想いを歌う、軽快でポップなロックナンバー。
説明不要の人気曲であり、現在でもライブで頻繁に演奏されているライブ定番曲のため、聴いたことがある方も多いはずだ。
本曲が収録されている2ndアルバム「OFF THE LOCK」の中で、最も認知されている有名な楽曲ではないだろうか。
しかし、本曲がこんなにも初期のアルバムに収録されている楽曲であるということはあまり知られていない。
ライブやライブ映像作品で聴いている方が多いため、原曲である本曲を聴いている方は意外にも少ない。
それくらいライブでの定番曲なのだ。
また、本曲にはリメイク版が存在し、ライブに次いでそちらを聴いているといった方も多いのではないだろうか。
リメイク版では、よりロック色が強く、より一層厚みを増したサウンドを聴くことができる。
打ち込みを中心としたスッキリとした原曲の本曲と聴き比べることで、楽曲はもちろんのこと、B’zそのものの進化を感じることができる。
未聴の方は是非とも聴き比べて楽しんでいただきたい。
そして、今でこそ大好きな本曲だが、正直に言うと初めから好きになれた楽曲ではなかった。
メロディーのインパクトが思いの外少なく感じて、当時は何度も聴きたくなるような衝動にかられなかったのだ。
しかし、ライブやライブ映像作品で本曲を聴くにつれて、そのメロディーの魅力とライブ映えする楽曲であることに気がつき、今では大好きな楽曲となっている。
自分にとって本曲は、噛めば噛むほど旨味の出るスルメのような楽曲であり、聴けば聴くほど魅力が溢れてくるスルメ楽曲だ。
まさに「君にのめりこんでる 自分に今やっと気づいたよ」状態。
歌詞に登場する男性のように、その魅力に気がついてからは、本曲への熱い想いが常に溢れている。
イントロ
松本さんのギターリフからスタート。
松本さんがこのお馴染みのリフを弾き始めただけで、ライブ会場のボルテージは一気に最高潮に到達する。
原曲となる本曲においては、現代の演奏で聴けるような分厚いギターサウンドとは異なり、スッキリとした軽やかなディストーションサウンドとなっている。
個人的には、これくらい軽やかなディストーションサウンドの方が、本曲のポップな部分にマッチしていると感じるため、現代のサウンドよりも好きだ。
バンドイン後は、ストリングスサウンドのシンセサイザーによるテーマが、本曲を爽やかに明るく照らしてくれる。
メロ
稲葉さんが歌い始めると、一気に裏打ちのストリングスサウンドのみのシンプルな伴奏へ。
余談ではあるが、カラオケで本曲を歌おうとすると、このセクションの裏打ちのストリングスサウンドが表に聴こえてきてしまい、歌いにくいといった方が多いのではないだろうか。
リズムトレーニングをすることで解消できるが、まずはリズムの裏でストリングスが鳴っていることを理解して、このサウンドと交互に足を踏むように表を意識してみることから始めよう。(余談すぎる)
バンドイン後は、松本さんのギターリフが楽曲を先導する。
Bメロセクションの休符を交えたメリハリのあるサウンドが、開放感あふれるサビまでの良い期待感を抱かせてくれる。
まるで本曲の歌詞に登場する男性のように、大好きな女性に会いに向かっている途中のワクワクした気持ちだ。(余談?)
サビ
イントロで聴ける松本さんのギターリフの上で、稲葉さんがスルメ的メロディーを歌い上げる。
冒頭でも語ったとおり特段の中毒性はないが、聴けば聴くほど耳に馴染んで魅力的に聴こえてくる不思議なメロディーだ。
きっと本曲の歌詞で歌われている女性もそんな女性であり、本曲のサビのように普遍的ではあるものの、出会う度に魅力に惹かれていくような素敵な女性なのだろう。
別な側面から歌詞の世界観に共感してしまう。(余談すぎる)
ギターソロ
気持ちの良いロングトーンのチョーキングから始まり、お得意のビブラートを絡めたプレイや後半の軽やかなレガートな速弾き等、松本さんの魅力が詰まったスマートなギターソロになっている。
ライブでは基本的に原曲のニュアンスを残しつつも、ライブ毎に若干フレーズを変えて演奏されるため、毎回違いを楽しみながら聴くことができる。
もちろんリメイク版でも原曲と異なるフレーズで演奏されているため、未聴の松本フリークは必聴である。
30代でもまだまだ現役
初期の楽曲でありながら、リリースから30年以上経過した現在においても非常に人気がある本曲。
ライブ等で聴く機会が多いため紹介するまでもないが、未聴のB’zビギナーは必聴である。
しかしながら、冒頭でも語ったように最初から本曲を好きになれないB’zビギナーも少なからずいるはず。
是非ともスルメのように何度も噛みしめるように本曲を聴き込み、抜け出せない魅力にのめり込もう。
より一層ライブを楽しむことができるようになるし、何より歌詞に登場する女性に対する男性の熱い気持ちに共感できるようになり、人間としても成長することができる。(最後まで余談すぎる)
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