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Ryo'z on Guitar

B’z B’z(1stアルバム)

【B’z】「It’s not a dream」を、自由に正直に語る。

更新日:

Ryo’z on Guitarへようこそ。

本日は、1stアルバム「B’z」の7曲目に収録されている楽曲、

「It’s not a dream」

を、自由に正直に語る。

CD/B’z/B’z/R32A-1041

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クラスのKomachi angel

軽やかなスネアから始まる本曲は、肩肘張らずに聴ける、アップテンポでストレートな気持ちの良いナンバー。

ライブであれば、間違いなくイントロから絶頂し、汗を流しながら最後まで素直に楽しむことができる。

本アルバムにおいては「箸休め」的な楽曲だと思っており、本曲を聴く上で、何かを考察しようだとか、評価しようだとか、ご法度とも思える余計な気持ちは生まれてこない。

何も考えずに聴いていたい、本曲はそんな気持ちの良いナンバーなのだ。

例えると、良い香りのする憧れのクラスのマドンナが、鼻毛を出していようとも、「鼻毛、出てますよ」と言わないような(言いたくない)気持ちに似ている。

美人だけで成立する彼女には、鼻毛が出ていることなんて関係ない。出てて良い。

異常な例えをして申し訳ないが、何が言いたいのかというと、本曲には「鼻毛」が存在し、そして、その鼻毛が出てしまっていると言うことだ。

なお、本曲における考察や評価はご法度だと思っているが、今回だけ解禁させていただきたい。

それでは、楽曲の内容に併せて、本曲における「鼻毛」を紹介しよう。

イントロ

軽やかなスネアドラムから始まり、稲葉さんのマイケル・ジャクソンばりの「フォーッ!!」の掛け声からバンドインで、本曲が軽快にスタート。

バンドイン後は、松本さんの気持ちの良いロングトーンのギターと共に、稲葉さんのラップ調の語りを聴くことができる。

しかも、すべて英詞による珍しいもの。

稲葉さんのラップ調の語りは、別曲の「ZERO」や「LOVE FHANTOM」等でも聴くことができるが、英詞はなかなか珍しい。

そして、すでにデビューアルバムで披露している点にも驚く。

後発の曲達で聴けるラップ調の語りの原点は、本曲というわけだ。

ちなみに、稲葉さんの本気のラップが聴きたい方は、11thアルバム「ELEVEN」に収録されている「煌めく人」を聴くように。

なお、イントロで「鼻毛」は出ていない。

メロ

きらびやかな松本さんのクリーントーンの上で、稲葉さんがハスキーに歌うAメロ。

個人的には、2番目のAメロセクションが大好き。

稲葉さんの歌い方が最高に可愛い。必聴。

そして、休符を巧みに使ったBメロのセクションにより、楽曲全体の雰囲気にメリハリが生まれている。

なお、メロセクションでも「鼻毛」は出ていない。

サビ

イントロ同様に軽やかなスネアドラムが、軽快なサビの良い助走になっている。

ライブで一緒に歌いたくなるようなキャッチーなサビだ。

なお、サビセクションでも「鼻毛」は出ていない。

ギターソロ

出た。

鼻毛、出た。

本曲における「鼻毛」・・・、それは「ギターソロ」。

なぜ鼻毛なのか?

それは、気合いの入り方が起因している。

とりあえず、本曲のギターソロ、松本さんの気合が入り過ぎているのだ。

軽やかな楽曲のストレートさから相反する、激しいピッキングハーモニクスやビブラート、スライドを豪快に使ったプレイは、鬼気迫るものを感じる。

が、楽曲に合っていない。

では、なぜ、こんなにも誇張した気合が入っているのか。

原因を追求したところ、それは制作過程にあると推測できる。

本曲は、1stアルバム「B’z」の制作段階で、割と初期段階に作られた楽曲のようだ。

スタジオミュージシャンとして活動し、着実にキャリアを重ねた松本さんが、ついに念願の自身のバンドを立ち上げた訳だから、爪痕を残すような鬼気迫るプレイになってしまうのも頷ける。

本曲のギターソロはまさに、「鼻毛」且つ、B’zの「出陣の笛」のごとし。

ギタープレイだけにフォーカスすると、若き松本さんのアグレッシブなプレイが聴けるし、単純にエレキギターのセクシーさ、かっこよさを改めて認識することができる。

ただし、やはり本曲を通して聴くと浮いてしまっていることは否めない。

贅沢、且つ、忖度なく評価すれば、もう少しキャッチーでアッサリとしたプレイであると、聴き手としては緊張せずに聴くことができる。

鼻毛が出ていることは、It’s not a dream

以上が、楽曲の内容と、本曲における「鼻毛」だ。

冒頭でも語ったように、本曲は肩肘張らずに聴ける、アップテンポでストレートな気持ちの良いナンバー。

未聴の方や B’zビギナーには、1stアルバム「B’z」を聴く上で重要な「箸休め」として、是非とも聴いていただきたい。

そして、誤解のないように、念のため最後にもう一度だけ言わせてほしい。

「美人だけで成立する彼女には、鼻毛が出ていることなんて関係ない。出てて良い。」

-B’z, B’z(1stアルバム)

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